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「慶応四年新撰組近藤勇始末」、「慶応四年新撰組隊士伝」著者、あさくらゆうが書いているブログです。 *なお、画像の無断使用、本来の意図と関係ない部分をツギハギして論争に使用することを固くお断り申し上げます。
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4日
18:00、起床。きょうは起床時間の調整を行わないと…。

 食後、「京都守護職始末」を読みふけります。

20:00、第1巻読了。この1巻は守護職に就任する文久2年から翌年の3年までを記しています。守護職就任から、京都での対策、公卿との駆け引きにスリル感が伝わってきます。当初は部外者で、意見がなかなか通らない立場でしたが、先に主導権を争う3藩が争い、長州が残るという顛末。そこに攘夷が絡んで窮しているところに天皇を差し置いて一部の公卿が勅状を乱発していることが発覚し、密かに天皇との信任を確認します。
 そうしたなか、主導権争いから陥らされた薩摩藩が会津藩と手を組み8、18の政変が起きます。この動向が日時を追って記されており、リアルな状況が伝わってきます。

 この1巻に解説があり、けっこう中身が濃くて内容が頭に重くのしかかってきます。

21:00、そして第2巻に入ります。

5日
9:00、第2巻読了!この巻は元治元年から慶応四年の開戦までを記しています。著者の山川浩自体がいない時期もあり、1巻と較べると特に慶応3年の春ごろの動向が薄く感じます。このころに新選組が「京都守護職御預かり」から「幕臣」になり、正規雇用されます。このときの朝廷工作や会津藩の立場がマクロだともっと面白くなると思います。この部分を断片的に知るのに活字化の史料として、維新日乗纂輯1~5巻が東京大学出版会より刊行されています。この「京都守護職始末」を補遺してくれると思います。

 ほかにも東京大学史料編纂所の大日本維新史料DBや国会図書館デジタルライブラリーで「七年史」なんかが見れます。もちろん、対極側の史料も存在します。史料を読み込むことで傍証が取れて、その論理に補強ができます。史料批判して成立する話でなければなりません。

 ただ、とかく会津に言えることですが、被害者意識に立った書籍が多く散見され、そのいずれもが子孫でもなんでもない作家さんが書いていたりします。「会津は流罪に遭った」とか言ってる御仁も実は宮城県出身だったりします。私の先祖も同様です。私は会津人でないからより中立に物事を見る必要があります。

閑話休題、

9:30、小浜市立図書館に連絡。事前申請なので方法を教えていただく。本を読んでる際、何度か休憩を取りましたが、その際、旅程を組んでみて、行ける時間帯を算定。算定したらその時間に見れる史料の量を勘案して決定します。本日は担当が留守ですので、後日、再度連絡する予定です。

 いま考えている旅程は11:00、福井、15:30、小浜です。いまのところ欲を出さなければ間に合う量だと思っています。

14:00、就寝。

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