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「慶応四年新撰組近藤勇始末」、「慶応四年新撰組隊士伝」著者、あさくらゆうが書いているブログです。 *なお、画像の無断使用、本来の意図と関係ない部分をツギハギして論争に使用することを固くお断り申し上げます。
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26日
7:30、なんか起床。再度眠れないので仕方ありません。

 「梅ちゃん先生」鑑賞。どうも世良公則がクランクアップしてから寂しさが沸いています。今月いっぱいはいて欲しかったのですが……。

 この後、具合が悪く横臥するも、1分もたたずにふとんが熱くなる…。どうやら熱があることが発覚!薬で対処します。

10:00、「加山雄三のゆぅゆぅ散歩」鑑賞。やはり岡本信人の方が良いです。それと気付いたのは加山さん、手ブラなんですよね。通販目的もあって地井さんはバッグを持ってましたが、地井さん以上に高齢者の加山さんなので手ブラなのか、それともスターだったので手ブラなのか、なんかわかりません。それと、どうも高い位置からの口調に感じられるところですか……。主役ばかりをやり過ぎたせいでしょうね。これで栗塚旭さんも島田順司さんも苦しんだようです。

15:00、病院へ。3人待ちなので薬だけを。1人10~20分かかります。このうち病状報告は1分以内に終わりますが(爆)

16:00、友人に「歴史読本」9月号の当該コピーを添付メールでいただく。最近友人が嵌っている大和屋事件です。私が調査していた時期は5年以上前になります。実際に大和屋の子孫ともお会いしています。ひとつだけ解っているのは大和屋は維新後、別の称号を名乗り、明治42年に火災により建物を焼失しているそうです。ですので2度火災に見舞われておりますので史料はありません。過去帖が唯一になると思います。

 なお、菊地明氏が述べている壬生浪士(当時は新選組ではない)関与の根拠は薄弱と言わなければなりません。根拠にしている公用羽織ですが、逆に着ていること自体が根拠の希薄に繋がることを気付いていないのでしょう。

 まず、公用に用いる羽織を着ていた場合、少なくとも他藩の御用留にその事実が記されねばなりません。しかし、いずれも「御用留」数件(例えば出石藩、鳥取藩、会津藩庁記録等)を拝見しましたが、すべてに大和屋事件の顛末は記されておりますが、すべて「浪士」としか記載しておりません。つまり壬生浪士(当時は新選組という名前はなかった)とするには薄弱な根拠と言わなければなりません。御用留ですから清書しない限り、当時のものですから誤魔化しようがありません。これは元東京大学史料編纂所長宮地正人氏が最初に提起したものですが、全くその通りで、逆に菊地氏が論じている根拠とする文献は所在を明記せず、不明瞭と言わざるを得ません。

 過去の拙ブログ記事でも述べましたが、根拠が曖昧なものは曖昧にする理由があり、今回の事例が好事例と言えるでしょう。

 なお、このうち根拠とするなかの1点、「八条隆祐卿手録」は東京大学史料編纂所データベースのうち、所蔵史料DBにデジタルアーカイヴで閲覧することが可能です(リンク貼りができないので東京大学史料編纂所HPからお入りください)。これで見ると、怪しさ満点な記録だということが解ります。№0095に当該記録があるのですが、「聞く」というのは「風聞」を現しているものであり、八条卿が現地確認したものではありません。ひどいものでは、その前文に「二十人計被召取~」とあります。八条卿の記録が正確なら、この召捕られたという記録も正確でなければなりません。この記録を菊地氏が掲出しなかったことに何か意図的なものを感じてしまいます。菊地氏が日記の日付も入れず、部分掲出した理由も、そうした使用してはいけないものにも関わらず、根拠としたのが問題と言えるでしょう。

 実は菊地氏が典拠としているものは類似性があります。もしかしたら同時代の同一人の口述の可能性があるからです。その者の虚言に踊らされた可能性が十分にあります。いずれも根拠となるかどうか、史料批判を受ける必要がありますが、どのみち、私の論として、うち1点は間違いなく使用するべきではない史料と言わざるを得ません。

 まぁ、この虚言の主が水口藩の公用人だったら面白いのですが、残念ながら水口藩の藩政史料は確認しておりません。一応甲賀市にあることはあるようですが未見なのでいつか確認したいと思います。出典は子母沢寛「新選組始末記」ですが、仲裁に入ったとされる剣術家は実在の人物で、二条城勤番に指導している関係で幕府方に顔が効きます。ちなみに菩提寺は黒谷の金戒光明寺です。

閑話休題、

 東大DBで時間を費やしたため、あまり時間もなくなりました。 明日、立川へ参りますのでその準備を終え、メールの返信等を行ったら22:30を過ぎてました。

0:00、就寝。

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