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「慶応四年新撰組近藤勇始末」、「慶応四年新撰組隊士伝」著者、あさくらゆうが書いているブログです。 *なお、画像の無断使用、本来の意図と関係ない部分をツギハギして論争に使用することを固くお断り申し上げます。
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【2024/11/25 (月) 02:38】 |
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真実とは困難の道
あさくらゆう
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 真実に近づくには当時の状況が書かれた文書を読むことです。特に新規開拓における苦労はハンパじゃありません。
 かくいう私も今週で約10年分の日記を読破しました。まだまだ眠る史料はあるようです。


近代史
梅痴烏
連投失礼します。
今、緒方貞子女史の「満州事変ー政策の形成過程(岩波現代文庫)」を読破し終わった所ですが、近代史が史料収集と史料批判がどれだけ手間がかかるか。巻末の脚注と、参考文献の多さには圧倒されます。緒方女史が執筆した当時は、満州事変は歴史に出来ない時期にも関わらず、多岐にわたる調査内容に頭が下がりまです。
緒方女史は犬養首相の孫ですので、歴史に係わり合いがある関係から同時代の証言を得られ安い立場にありますが、それでも史料批判に手間を惜しまず、あくまで客観視であろうとしています。
だからこそ、今でも読むに耐える先行文献であるのでしょう。
今回、あさくら殿がここで取り上げている問題点は、緒方女史と真逆のスタンスで史料を扱うからこそなのですが、史料批判については近代史も幕末史も大差がないはずです。史料隠蔽の問題点は、それを行う当人の資質と学問に向き合う態度とも言えるでしょう。

因みに、緒方女史がこの論文を作成したのは二十代そこそことのこと。しかも英文で!
我々はまだまだ甘いです。

以上、自戒も込めて記載しました。


見せないのは使えない証拠
あさくらゆう
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 当該目的に関係ないところで、個人情報で伏せたいという場合は配慮する場合はありますが、勝手に独占して隠蔽するのは史料ではなく「物語」ですね(笑)
 精査できない時点で理論が立たないのに、Yahoo知恵袋の質問のように、自分がEDで立たないのと勘違いしているのでしょう。

 まぁ、誰にも相手にされずに終るのでしょうね。


産地直送
梅痴烏
研究者の中には、猟師のように産直で良質の鴨料理を提供して頂けるので、安心して我々歴史ファンも読めたり探究に引用できる資料、バグ取りの終わった史料があるので助かります。
しかし、一部の勘違いされたマニアの方が、後追い出来ない本を「史料」と称するので困惑しています。
結果的には再調査の二度手間となって「あの本は使えねえ!」と著者自らの名前を汚す結果を招く事となっているのに、ご理解をされてもいない方が居るのは困った物です。


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17日
13:30起床(汗)大丈夫か私!

 当然のことながら出来ることは限定されます。なので2ケ所に電話。まぁ、なんとか。

17:00、少し出かけます。実は法務局の申請用紙を切らしてしまい、唯一の原本(旧式)をコピーすることに。とりあえず6枚刷ってみました。

 ツタヤへ寄った後に帰宅。さりげなく龍馬本が出ますね。私の書いた足立史談が引用されてました。やはりデータは出しておくものです。足立区に感謝です。その代わり、「歴恥人」の来月号は新選組だとか。またインチキの羅列。ネットのコピペの乱発。出典不明のキナ臭い新発見でしょう。ちょうど「歴史読本」と戦いますね。しかし著者は過去の経緯から考えて同一でしょう。ロンダリングの連発が許されるのが新選組なのでしょう。地下の新選組の方々の感想を聞いてみたいところです。

 ところで、友人のブログでも取り沙汰されている「資料」と「史料」の違いってナニ?と思うでしょう。Yahoo辞書で検索してみました。

資料→研究・調査の基礎となる材料。

史料→歴史研究の材料となる文献や遺物などの総称。

 わかりにくいかもしれませんが、「史料」は素材、「資料」は素材を加工したもの。例えば、牡蠣(カキ)を例に採りましょう。海で採り立ての牡蠣を「史料」としましょう。しかし、牡蠣は知ってる方、つまり研究者にとっては、食べられるかどうかわからないもの、つまり虫が付き過ぎて食べられないものも含まれています。研究でいえば、憶測や虚言が入っているとわかるものを指します。

 そこで必要なのが史料批判です。

史料批判→史料の価値を調べ検討すること。史料自体の真偽や由来などをさぐる外的批判と、内容の信頼性などをはかる内的批判に大別される。

 選別する訳ですね。それを選別して卸売りできる状態にしたもの、研究でいえば清書したもの、あるいは活字化したものを「資料」と考えてください。

 もちろんアカデミズムの論文、研究紀要にはそれが必要となってきます。当然出典も明かされて、俎上に上げられて他者に確認することを前提に掲載します。各学会ではそれが普通です。

 しかし、それがある地方の学会誌と称するものにはない。そして「新選組」などは完全にそれが無視されている。そんななかに「新史料発見!」とか、「私だけ許された史料だ!けど写真は載せないよ♪」みたいのに溢れています。

 当初は商業誌で誌面のスペースの都合で割愛されたというのが始まりなのでしょうが、それの発展型がいわゆる「史料隠し」につながります。

 「史料隠し」はさすがに辞書にはないので、

史料隠し→公表しているが他者に確認できない状況とすること。あるいは、存在しない、信憑性のないもの、をあると称して、出典を載せないことにより都合よく隠蔽すること。

ということですか。もう新選組に至っては、新たな史料など大して発見できないでしょう。第一、古文書が読めなければ当時史料など発見できるものでもない。せいぜい、

土方(どかた)→土木従事者、土木作業者

を「土方の新史料発見!」とか騒ぐのがオチでしょう。古文書だけではなく、歴史の基本がわかってないから、ありえないことも平気で書きます。「幕府役職集成」等、江戸時代の歴史でありえないことが平気で載るのが新選組です。

 ちなみに、新選組ブームの発火源となった司馬遼太郎は「知っていて書いてない」だけです。知識がない訳ではありません。司馬氏は作家であっても歴史家ではありません。ですので江戸時代の常識を破ってもアリなのです。読者を騙せれば成功なのです。千葉さなの例が良いことです。千葉さなが学習院にいたと書いているのは司馬遼太郎だけです。それも誰かから聞いたような感じで書いてますが、誰から聞いたかなんて書いていません。司馬氏に騙されただけです。

 まぁ、いずれ、研究家を名乗る「新選組マニア」は「しりょう」は「しりょう」でも

死霊→死者の霊魂。また、死者の怨霊(おんりょう)。しれい。

に縁が出来そうですね。たまに土方歳三が憑依した、なんて方もネットで見ますし。


閑話休題、

21:00、竹内さんから電話。同志社タイムスの原稿を書き上げた由。

22:30、江川名簿でお世話になった方から電話。御礼を述べる。

2:00、就寝。

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【2012/07/21 (土) 10:38】 | 歴史問題
トラックバック() | コメント(4)

真実とは困難の道
あさくらゆう
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 真実に近づくには当時の状況が書かれた文書を読むことです。特に新規開拓における苦労はハンパじゃありません。
 かくいう私も今週で約10年分の日記を読破しました。まだまだ眠る史料はあるようです。


近代史
梅痴烏
連投失礼します。
今、緒方貞子女史の「満州事変ー政策の形成過程(岩波現代文庫)」を読破し終わった所ですが、近代史が史料収集と史料批判がどれだけ手間がかかるか。巻末の脚注と、参考文献の多さには圧倒されます。緒方女史が執筆した当時は、満州事変は歴史に出来ない時期にも関わらず、多岐にわたる調査内容に頭が下がりまです。
緒方女史は犬養首相の孫ですので、歴史に係わり合いがある関係から同時代の証言を得られ安い立場にありますが、それでも史料批判に手間を惜しまず、あくまで客観視であろうとしています。
だからこそ、今でも読むに耐える先行文献であるのでしょう。
今回、あさくら殿がここで取り上げている問題点は、緒方女史と真逆のスタンスで史料を扱うからこそなのですが、史料批判については近代史も幕末史も大差がないはずです。史料隠蔽の問題点は、それを行う当人の資質と学問に向き合う態度とも言えるでしょう。

因みに、緒方女史がこの論文を作成したのは二十代そこそことのこと。しかも英文で!
我々はまだまだ甘いです。

以上、自戒も込めて記載しました。


見せないのは使えない証拠
あさくらゆう
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 当該目的に関係ないところで、個人情報で伏せたいという場合は配慮する場合はありますが、勝手に独占して隠蔽するのは史料ではなく「物語」ですね(笑)
 精査できない時点で理論が立たないのに、Yahoo知恵袋の質問のように、自分がEDで立たないのと勘違いしているのでしょう。

 まぁ、誰にも相手にされずに終るのでしょうね。


産地直送
梅痴烏
研究者の中には、猟師のように産直で良質の鴨料理を提供して頂けるので、安心して我々歴史ファンも読めたり探究に引用できる資料、バグ取りの終わった史料があるので助かります。
しかし、一部の勘違いされたマニアの方が、後追い出来ない本を「史料」と称するので困惑しています。
結果的には再調査の二度手間となって「あの本は使えねえ!」と著者自らの名前を汚す結果を招く事となっているのに、ご理解をされてもいない方が居るのは困った物です。


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コメント
この記事へのコメント
真実とは困難の道
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 真実に近づくには当時の状況が書かれた文書を読むことです。特に新規開拓における苦労はハンパじゃありません。
 かくいう私も今週で約10年分の日記を読破しました。まだまだ眠る史料はあるようです。
2012/07/27(金) 22:29 |   | あさくらゆう #92cd5be2c0[編集]
[管理者用 返信]

近代史
連投失礼します。
今、緒方貞子女史の「満州事変ー政策の形成過程(岩波現代文庫)」を読破し終わった所ですが、近代史が史料収集と史料批判がどれだけ手間がかかるか。巻末の脚注と、参考文献の多さには圧倒されます。緒方女史が執筆した当時は、満州事変は歴史に出来ない時期にも関わらず、多岐にわたる調査内容に頭が下がりまです。
緒方女史は犬養首相の孫ですので、歴史に係わり合いがある関係から同時代の証言を得られ安い立場にありますが、それでも史料批判に手間を惜しまず、あくまで客観視であろうとしています。
だからこそ、今でも読むに耐える先行文献であるのでしょう。
今回、あさくら殿がここで取り上げている問題点は、緒方女史と真逆のスタンスで史料を扱うからこそなのですが、史料批判については近代史も幕末史も大差がないはずです。史料隠蔽の問題点は、それを行う当人の資質と学問に向き合う態度とも言えるでしょう。

因みに、緒方女史がこの論文を作成したのは二十代そこそことのこと。しかも英文で!
我々はまだまだ甘いです。

以上、自戒も込めて記載しました。
2012/07/23(月) 06:16 |   | 梅痴烏 #8d416510c6[編集]
[管理者用 返信]

見せないのは使えない証拠
梅痴鴉さま、コメントありがとうございます。
 当該目的に関係ないところで、個人情報で伏せたいという場合は配慮する場合はありますが、勝手に独占して隠蔽するのは史料ではなく「物語」ですね(笑)
 精査できない時点で理論が立たないのに、Yahoo知恵袋の質問のように、自分がEDで立たないのと勘違いしているのでしょう。

 まぁ、誰にも相手にされずに終るのでしょうね。
2012/07/22(日) 10:32 |   | あさくらゆう #92cd5be2c0[編集]
[管理者用 返信]

産地直送
研究者の中には、猟師のように産直で良質の鴨料理を提供して頂けるので、安心して我々歴史ファンも読めたり探究に引用できる資料、バグ取りの終わった史料があるので助かります。
しかし、一部の勘違いされたマニアの方が、後追い出来ない本を「史料」と称するので困惑しています。
結果的には再調査の二度手間となって「あの本は使えねえ!」と著者自らの名前を汚す結果を招く事となっているのに、ご理解をされてもいない方が居るのは困った物です。
2012/07/22(日) 07:37 |   | 梅痴烏 #8d416504ae[編集]
[管理者用 返信]

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